代山温泉の源泉自体は、温泉スタンドで堪能していた。新しく入浴施設ができることを昨年知って、温泉スタンドがなくなるだろうと思って悲しんでいた。
しかし、訪れてびっくり。温泉スタンドはそのままで、しかも入浴施設のレベルが高かった。
新設系だが、多くの公共のセンター系施設と異なり、構造や造作に木材がふんだんに用いられており、心地いい。さすが木曽で木の文化が根付いているな、と舌を巻く。
いったい建設費がいくらくらいかかったのだろうか。人の財布ながら心配してしまうが、素晴らしい試みだと思う。
内風呂からも露天風呂からも、木曽の美林が眺められる。立地を生かしてうまく作られていると思う。
浴槽内循環だが、それによってお湯が熟成されている感じがする。この地域ならではの赤いお湯は露天風呂の方が色が鮮やか。
内湯の注ぎ口附近では泡付きも楽しむことができる。このように循環でも泡付きを感じられるのは、近くにある二本木の湯と同様である。
食事処も併設されており、休憩室もゆったりできる。
木曽の温泉では、気軽に入れるところではトップではないだろうか。
国道19号からも近く、木曽路でちょっと寄るには最もオススメの温泉である。
(H21/8)
再来。祝日であったが、新設系にしては意外と空いていた。場所が場所ならかなり混みそうな施設である。
露天風呂は茶色というよりオレンジ色に近いお湯となっていた。循環で熟成されるのだろう。若干湯船が大きすぎるきらいがあるかもしれない。
男女入れ替え制なのか、前回来たときとは別の湯室であった。
新緑の山風景が綺麗。
(H22/4) |
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