田沢温泉（たまりや旅館）

HP	http://www.mountaintrad.co.jp/~tamariya/
系統	歴史系
混み混み度	適度
湯色	薄白
泉質	単純硫黄泉
泉温	４１．２度
湧出量	７２０リットル／分
蒸発残留物	２４５㎎／１㎏
加水状況	源泉１００
加温状況	加温なし
環流状況	掛け流し
風呂の種類	男女別内湯各１
日帰入浴料金	６００円
営業時間	１０～２１時３０分
休憩所	あり
問い合わせ先	０２６８－４９－２００５
入湯回数	１回
極私的評価

歴史

飛鳥時代後半、役行者と呼ばれ修験道の改組とされる呪術者、役小角（えんのおずの・634年～706年）が修行のために諸国を歩いたとき，発見したと伝えられている。入浴したところ、先客に「この温泉に入ると年とともに身体強壮，精神爽快になり，２００歳を越えてもかくの如し」と言われたという。そこで役小角は「仙人の湯」と名付けたとされる。
坂田金時（金太郎）誕生の地という伝説も残っている。

古来より、子宝の湯として親しまれている。
島崎藤村が田沢温泉に逗留しており，「千曲川のスケッチ」にも紹介されている（ますや旅館の項参照）。
昭和４６年に沓掛温泉とともに国民保養温泉に指定されている。

感想

有乳湯のすぐ目の前にある「たまりや旅館」に立ち寄り入浴をお願いする。快く案内してくれ、購入するつもりだったタオルも無料で貸してくれた。
入り口からは想像も付かないくらい広い旅館で、和洋折衷のさまがいかにも田沢温泉らしく、趣がある。
湯屋は西洋風で光が多くとられていて明るい。湯船もタイル張り。角間温泉など、歴史ある温泉は意外とこのようなタイル張りの温泉が多いが、清潔だし、結構好き。
お湯は田沢温泉らしいさすがのお湯。あまり白濁していないが、有乳湯よりも新鮮な証拠かもしれない。温湯で、ゆったりと寛ぐことができる。
完全に一人で独占できた（多分一番風呂）。田沢温泉の旅館といえばますや旅館が一番にあげられるが、ここたまりや旅館は意外な穴場かもしれない。
(H18/9)

注ぎ口の彫刻家族風呂の壁画タイル外に居た猫