感想

銭湯として雰囲気十分。「国民温泉」という看板が何ともノスタルジックを誘う。 何となく母親の実家の近くにあった銭湯を思い出した。 万葉超音波温泉・戸倉観世温泉と同じ新戸倉温泉であるが，源泉は違い，ここは単純温泉とのこと。 ただ，戸倉観世温泉ほどではないものの，飲泉すると十分な硫黄分を感じる。 戸倉観世温泉よりさらにマイルドで，いつまでも入っていられる感じ。 洗い場の蛇口から出るのも温泉なら，床に流されているのも温泉。豊富な湯量にも程がある。 番台のおばちゃんもいい感じだし，雰囲気満点。 (H16/2/21) ２度目の来訪。近くに寄ったら，思わず入りたくなってしまう。冷えた体に，ここのお湯は優しい。 ここで感動するのは，床に温泉が掛け流されていること。お湯が余っているのだろう。 加温されたお湯も適温で心地よい。飲泉もでき，おいしい。 (H17/12) ３度目の来訪。ここの銭湯温泉は、何かよく分からないが、人を引きつける魅力がある。 お湯の成分だけをいえば、観世温泉や万葉温泉の方が濃いだろうけど、ここは風情が素晴らしい。また、お湯も新鮮な泡付きがあり、嬉しくなってしまう。 シャワーやカランから出てくるのも温泉。「ほんものの温泉」（なぜか平仮名）と掲げられた掲示が、誇らしげだ。 タイル張りの湯船も清潔で、寝そべってトドになっている人もいる。 近くにあったらいいのに、と思える温泉である。 (H20/2) ４度目の来訪。 戸倉観世温泉と迷って、結局国民温泉に入る。 最近いくつかの雑誌でも特集的に取り上げられたが、入っている人はやはり地元の人ばかり。いつまでもこのままであってほしい。 お湯は加温されているが、贅沢に掛け流し。冬ということもあって、やや熱めに設定されていた。 温泉は湯口で飲泉することができる。口に含むとはっきりと卵の味がするしっかりとした温泉である。二日酔いの朝などに飲むと優しくてよさそうだ。 「もんものの温泉」という掲示も変わらず。 いつも変わらない抜群の風情のある温泉銭湯である。 (H22/1)