泥湯で全国的に有名。
泥湯は全国で数カ所しかない。
私も入ったことがあるといえば、鹿児島のさくらさくら温泉しかないと思う(それもあまり泥は多くなかった)。
きわめて貴重な施設である。
コンクリート造りの昭和レトロ感のある施設を奥に奥に進むと、そこに湯治場のように入浴施設がある。
男女に分かれて、まずは「コロイド浴場」と名付けられた男女別の内風呂。泥ゆではなく、流し湯的な扱いであるが、実力は十分。灰色のお湯で、大量に掛け流されている。これを付属物的な扱いにするのであるから、別府の実力が知れるというべきである。
そして、「地下鉱泥湯」と名付けられた内湯に。棒に掴まって入る。底が見えず、そうする他ないのだ。底には泥が生成されている。あまり多くはないが、しっかりと泥である。
そこからまた移動して、「紺屋地獄」の源泉に浸かる、大きな露天風呂。
これは混浴になっていて、女性もお湯(というか泥)に浸かった状態で移動できるため、入ることは可能だろう。一応男性のスペースと女性のスペースは分けられている。
泥の生成はより多く、底には泥が貯まっている状態である。におってみるとかなり硫黄臭い。
その奥に小さな露天風呂がある。ここが一番泥の量が多かった。
女性がここに入るにはかなりの勇気がいるだろう。移動する際に外に出ないといけないので。
とにかく貴重な泥湯。
いつまでも枯渇しないことを祈ってやまない。
(H24/5) |
(写真は、鬼石坊主地獄) |
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