霊峰御岳山の中腹にある。
山小屋であるが、登山口にあって、車ですぐ近くまで行くことができる。御岳ロープウェーからさらに上がることもできるが、御岳村役場の方から上がってみた。石塔が多く立っておりここが霊場であることを感じる。
駐車場から歩いてすぐ目に飛び込んでくる、山小屋の雰囲気に期待が膨らむ。
宿の人に声を掛けると、今女性が入っているから、ちょっと待つように言われる。内湯が一つで男女交代制なのだ。
壁が開けっ放しの休憩所に座って、ぼーっとする。八月なのに肌寒いくらい空気が張っていて、心が引き締まる思いがする。
御岳教の信者か、白装束で登山する人がいて、ここの小屋の縁側に腰掛けて休む。やはり、ここは霊場の中なのである。
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２０分くらい待って、入浴することができる。
一つしかない湯船の中には、白いお湯が満ち満ちていた。
薄暗い小さな木造の湯室・湯船と、白いお湯のバランスが極上である。硫黄臭が五感を刺激する。
循環はさせているが、冷泉が常に注ぎ込まれており、湯船の大きさがそれほど大きくないこととあいまってお湯は新鮮なままで心地いい。
冷泉を温めるコストなどもあり、大変だと思う。営業自体も７月８月のみで、大げさに言うと幻の温泉のよう。
いつまでも続けて欲しい、と心から思う。
久しぶりに二つ星をつけました。
（H18/8) |
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中の湯（六合目）湯川温泉
