住宅街の中にある温泉。なかなか見つけにくい施設だと思うが、かなりの人気で駐車場にいっぱい地元の人の車が泊まっている。
もともとウナギの養殖をしていた人が掘り当てたとのことである。
脱衣所の入り口には、源泉が流されており、ペットボトルを持ち込めば持って帰れるようになっている。
３時間まで６００円で、ロッカーの鍵を貸してくれる。そのロッカーは１５０以上あり、こんなに入ることもあるのだろうか。脱衣所は広くない。お香のような匂いが漂っている。
内湯は２種類のお湯。１つは源泉風呂で、もう１つは加熱浴槽。どちらもモール泉系であり紅茶色というより２〜３日おいておいた紅茶や番茶のようなお湯をしている。コーヒー色に近いかもしれない。あちこち回った甲府盆地のお湯の中でも一番濃い色をしているかもしれない。色が濃いというだけで、口に含んだら甘いが、匂いは強くない。つるつるするお湯である。単純温泉。
むしろ、ウナギの蒲焼きの匂いがあちこち漂っていて、たまらない。ウナギ料理の食事どころが併設されているのである。この匂いの魔力は何だろうか。
露天風呂もいろいろな種類がある。サウナ・露天風呂・鉱泉風呂と名付けられた２５度くらいの風呂、寝湯、壺風呂など。３８度に設定された露天風呂も気持ちいいが、思い切って鉱泉風呂に入ると、めちゃくちゃ冷たいが、夏の日にはすごく気持ちいい。いずれも掛け流しと思われる。
その露天風呂にもウナギの蒲焼きの匂いが。
思わず食事どころにも寄りたくなる。ここら辺も人気の理由なのかもしれない。
（H20/8) |
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正徳寺温泉 初花 
