南アルプス市（といわれても非県民では、どこにあるか分からないけど）の山の中に入っていったところにある芦安温泉郷。いくつかの源泉があるようである。
芦安温泉の中でも大きな規模の旅館と思われる岩園館に立ち寄り入浴をお願いする。１０００円。２時間以内と言われる。そんなに入ることはないけど。
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まず最初は岩露天風呂に向かう。というか、案内がよく分からなくて、たどり着いた場所がそこだった。眺めはいいけど、なかなかぴんとこない感じだった。お湯は無色透明で、口に含むと若干複雑な味がしたが、新規投入量が少ないために、お湯がくたびれた感じだった。
ちょっとがっかりすると、内湯の案内がある。内湯に向かい、扉を開けると、そこには大量の掛け流しになっている内風呂があり、興奮する。無色透明のお湯は同じだが、大量に注がれており、３畳くらいの浴槽から大量にそのまま掛け流されている。入ってみると、つるつるするお湯。アルカリ分が高いおかげだと思う。飲泉もできるようになっていて、飲んでみると、いかにも石膏泉という味。ちょっと脳に響く気がする味である。
展望風呂もあるが、外の風景は、コンクリートで土砂崩れ跡を固めてしまったものであり、あまり風情はない。２つに分けられており、熱いお湯とぬるいお湯になるように浴槽が分かれている。
全体的に少し古びてきている宿である。
日帰り料金１０００円は若干高い印象もある。しかし、この内湯は素晴らしい。タイル張りの内湯が風情を感じる。古くから愛された秘湯だろう。
（H20/8) |
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芦安温泉 岩園館 
