鶴の湯温泉　　

ＨＰ	http://www.tsurunoyu.com/
系統	秘湯系
混み混み度	適度
湯色	白色
泉質	含硫黄-Na・K -塩化物-炭酸水素泉など
加水状況	源泉１００
加温状況	加温なし
環流状況	掛け流し
風呂の種類	内湯３くらい， 混浴露天風呂１など
日帰入浴料金	５００円
営業時間	１０時〜１５時
問い合わせ先	0187-46-2139
入湯回数	１回
極私的評価

歴史

感想

乳頭温泉郷でもっとも有名な温泉。白骨温泉などと並んで、日本で一番有名な秘湯の一つだろう。消費され尽くしているかと思ったが、冬の季節のお陰か、入浴客は少なく、秘湯の面影を十分に感じることができた。 アクセスはそれほど大変ではなく、田沢湖駅から車で３０分くらいだろう。ただ、雪の季節にはかなりの覚悟が必要になる。途中で地元民の軽トラが脱輪していた。知人であろう地元の人が救出しようとしていたが、それも軽トラ。軽トラで軽トラを助けることはできるのだろうか。 ここの混浴露天風呂はあまりにも有名。通路からも丸見えである。ただ、季節柄と日帰り入浴が始まって直後の１０時だったためか、完全に独占状態でお湯を堪能できた。露天風呂の下には砂利が敷き詰められており、下の方が冷たい。なかなかの微温湯で、いつまでも入っていることができる。下からぼこぼことお湯が出てくる感覚もある。足元湧出温泉はやはり新鮮さが違う。 その他、中の湯、白湯、黒湯の内湯があり、いずれも源泉が違う。黒湯も含め、いずれも白濁しており、湯室と湯船、いずれも抜群の雰囲気がある。大きく分けると、五色温泉の内湯や、万座温泉の万座温泉ホテルと似た雰囲気である。内湯の方が新鮮さを感じ、特に白湯が肌触り良くなかなかいい。 有名な秘湯で、名前が先行しており、意外性を含んだ感動はなかったが、お湯や雰囲気はさすがの一言。このお湯に、人混みの中でなく浸かれただけでよかったと思う。 いずれの湯宿もそうだが、源泉を大切にする姿勢は、さすが温泉文化が根付いている東北であるな、と思った。 （H17/12)