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網張温泉「休暇村岩手」を訪れる。１０年ほど前に冬に訪れたことがあって、そのころはあまり温泉巡りに目覚めていなかったので、あまりピンときていなかったが、実はすごくいい温泉であったことを今更ながらに気づいて来訪する。
ただ、その時は冬だったのでスキー客でいっぱいだったし、冬季閉鎖中で露天風呂には入れなかった。
今回改めて訪れて、宿の裏手に７分くらい歩いたところにある露天風呂に入る。３００円を料金箱に入れる。仙女の湯と名付けられていて、混浴。脱衣所は別になっている。
一目見て大興奮。渓流が滝になっているところがあって、その滝の脇に白濁した小さな露天風呂がある。紅葉の滝もよく、シチュエーションが抜群。新潟の燕温泉を思い出させるようなロケーションと色であった。混浴は無用に緊張するが、今回は独占できてより満足。
一時期間に男女の仕切りができたようであるが、女性からも評判が悪く、撤去されたようだ。
お湯は硫黄泉。酸性であると思われ口に含むと酸っぱい。酸性泉は久しぶりに入るが、やはり刺激があっていい。お湯もそこそこ注がれているが高温であるため、沢の水と思われるが水が加水されている。白く細かい湯の花が舞い、体中を硫黄のにおいが包む。見上げると木々に囲まれて空が。
なんかもういろいろなことがどうでもよくなるような、そんな開放的な、でもプライベート感のある露天風呂であった。
（H22/10)
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網張温泉 仙女の湯 
