糸魚川市の山の方にしばらく入っていったところにある。美肌の湯として、かなり以前から知っていたが、知ってから数年後に訪れる。長野県と糸魚川は近くにあって海水浴場などでも訪れる、割合なじみの深い地域だが、結構行くとなると遠い。下手すると３時間近くかかるのではないだろうか。
美肌の湯は、アルカリ分が強い温泉や、単純硫黄泉などでも名付けられることがあるが、ここ笹倉温泉はナトリウム炭酸水素塩泉。強重曹泉で、とてもぬるぬるする。・・ぬるぬるするだろうと思って入ったが、意外とそうでもなかった。大浴場と露天風呂（たぶん）は循環している。そのせいで、成分が弱くなっているのか、それとも２つある源泉の一つはそれほどの成分でもないのか。循環ではあるが、オーバーフローが多く、いやな感じはしない。内湯は２つあるが、もとからあると思われる古い小さな内湯がいい。赤い湯の花も少し沈殿している。こちらは掛け流しで、つるつる感が強い。とろりローションのようなお湯、とまではいかないが、ぬるぬるするいいお湯である。泉温もややぬるめの適温で、ゆったりとできる。
７００円。休日は８００円。地元の老人の人で結構にぎわう。新しくリニューアルされていて、泊まっても清潔で良さそうな感じだった。
入り口を出たところに、温泉を祭ったようなお宮がある。お湯掛け地蔵があり、そのお湯に手を触れてびっくり。ここが一番ぬるぬるするローションのようなお湯である。結構な量掛け流されている。ここでは、お地蔵さんが一番いいお湯に浸かっているのである。
地元のおばあさんが、お宮の方にそっと手を合わせてから、宿に入っていた。
(H20/9) |
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笹倉温泉 龍雲荘 
