美ヶ原温泉（丸中旅館）

ＨＰ	http://www.mcci.or.jp/www/marunaka/index.htm
系統	歴史系
混み混み度	すきすき
湯色	透明
泉質	単純温泉
加水状況	源泉１００
加温状況	冬季加温
環流状況	循環
風呂の種類	男女別内湯各１
日帰入浴料金	６００円
営業時間	？
休憩所	なし？
問い合わせ先	0263-32-3380
入湯回数	１回
極私的評価	−

歴史

日本書紀に天武天皇が「束間の温泉」に行幸しようとして信濃の地形図を献上させたと書かれており，この「束間の温泉」が現在の美ヶ原温泉か浅間温泉かのどちらかと考えられている。日本書紀に取り上げられるほどの歴史のある温泉であるといえる。 平安時代の歌人源重之は「出る湯の　わくにかかれる　白糸は　くる人たえぬ　ものにぞありける」と詠んでいる。 昭和５８年に国民保養温泉地の指定を受け，平成２年には「ウェルネスうつくし」がオープンした。

感想

美ヶ原温泉の温泉街の中にあり，すぎもと，和泉屋旅館の並びにある。どうでもいいが，この旅館は合名会社という。今時珍しい。 美ヶ原温泉の中では日帰り入浴を受け入れているところはあまりなく，思い立って行ってみた。 この温泉はもともとそんなに特徴のあるお湯ではなく，静謐なお湯という感じだが，この丸中旅館ではそれがタイル張りの湯船に満ちていた。湯船の形がくねくねしていて面白い（男湯）。 湯量が少ないため，循環式になっているが，あまり人が入っていないお陰か（他に誰もいなかった），お湯の質が劣化していない。白糸の湯の激混みを避けるのならば結構いいかもしれない。ちょっと高いかもしれないけど。 湯船からは，宿の名物という，百日紅（さるすべり）の木が眺められる。ゆったりできた。 (H17/6)