白馬の人に、ここはいいと言われて訪れようと思った温泉。隣県にまで噂が伝わるのだから相当なものである。
名前からしても微妙だし、訪れてみるとかなり大規模な施設で、外れのにおいがぷんぷんする。受付で１時間７００円のコースを選択する。他には３時間１０００円などのコースもあり、中には食事処もあって、たくさんの人で混雑していた。
湯船の方に向かってびっくり。白濁したお湯が大きな内湯に満ちている。こんな日本海沿いの地域で白濁色の温泉に出会えるとは。硫黄分を含んでいるのみならず、他の成分も濃厚で、飲泉すると極度の塩辛さと苦みも感じる。これは本物である。
露天風呂がまたうまく熟成されていて白から青のような色合いに色づいている。このような色の温泉にはなかなか出会えるものではない。２つ湯船があるが、いずれも素晴らしい色づき。においは硫黄臭の他にややアブラ臭もあり、五感にビンビンくる。露天風呂は炭酸分を含んで吹き出すように注がれている。
内湯の一つに小さな湯船に源泉が掛け流されているものがあって、極上。ここで飲泉ができる。
サウナや水風呂、寝湯などもあり、洗い場やマッサージなども充実していて、多様な客のニーズに応えている。内湯も露天風呂もスペースが大きくとられ、ダイナミックに岩が配されている。
駐車場や休憩所は人であふれていたが、昼飯時のせいか、浴室にはほとんど人がいなかった。
ここは素晴らしい。信州で言うと、瑞祥と同じようなテーマ設定と湯質だが、悔しいけどスケールが全て一回り大きいと思う。
（H23/10) |
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金太郎温泉 カルナの館
