黒姫高原スキー場のそばにある温泉。
結構黒姫には来ているが，初めてこの温泉に入った。温泉自体は，旅館「あすなろ」からの引き湯ということで，えらい遠いところから引いてきているようだ。炭酸水素成分なんて，これだけ引いてくれば，まったく消え失せるだろう。もちろんダイナミックな循環で，お湯の印象は乏しい。
黒姫は，霧の中にあるイメージがある。
以前黒姫のＣＷニコルの家を（勝手に）訪ねて，修習生全員＋１人で黒姫に来たことがあったが，その時も霧に包まれていた記憶がある。今日も黒姫は小雨が降っていた。
霧の中の黒姫は，水を森中で蓄えているような感じがして，何かうれしくなってしまう。黒姫が好きで移住してきたＣＷニコルの気持ちも分かる気がする。
ニコルの家の近くには，護岸工事がなされた川が流れており（ニコルは大反対したが，帰国している内に不意打ち的に工事してしまったという），その川岸に，これ見よがしに，護岸工事の必要性と成果をアピールする大きな建設省だかの看板が立てられていたことを思い出す。護岸工事も洪水対策にはいいんだろうけれど，環境に影響があるし，費用対効果の問題もある。
自然のままの川がこんな霧に包まれた森からも失われていくのは，すごく辛い。
(H16/5/22) |
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黒姫温泉（アスティくろひめ）
