羅臼温泉　熊の湯　　

歴史

感想
知床半島の羅臼側にある温泉が羅臼温泉。 知床半島横断道路の中信にあるのが知床峠で、そこからは国後島などが眺められる。北方領土というのはこれまでかなり遠い存在だったが、このようにすぐ近くで見せられると、いろいろな思いが浮かんでくる。知床半島からは、手の届きそうなところにある。きっといい温泉がいっぱいあるんだろう。 知床峠から羅臼町側にしばらく下ったところに、羅臼温泉がある。熊の湯は、その入り口（というか最奥地）にある、無料露天風呂。男女別になっており、更衣室も完全に別。女性側は完全に囲いに囲まれており、多分眺望はほとんど効かないだろう。しかし、それだけに入りやすいかもしれない。男性の方は丸見え。含硫黄食塩泉で、激熱のお湯。しばらく誰も水を入れていなかったのか、あまりの熱さに加水するが、湯船もそれなりに広いため、全然冷めない。しかし、濃厚なさすがのお湯。 後で効くと、女性用の浴槽のお湯は、青白いお湯だったという。多分加水したことで、そのような変化が出たのだろうが、男性と全く違っていたので驚く。 全国から寄附を集めてようやく存続しているとのこと。羅臼温泉自体も、ウトロ温泉と比べて寂れが目立っている感じがした。 いつまでも残って欲しい露天風呂である。 (H18/10)