全体に寂れた姫川温泉だが、ここホテル國富は、一見派手系のホテルであり、今までちょっと敬遠していた。
日帰り入浴料が１０００円と高く、なかなか気軽には入れない。しかも、このような新しそうなホテルは、お湯を循環させることが多いため、新鮮なお湯を味わうことが出来ないことが多いから、これまで何となく入る気がしなかったのだ。
しかし入ってみてびっくり。
加水・加温なし、完全掛け流しの施設だった。姫川温泉ならではの湯量を生かしている。
独自源泉で、鉄分と塩分を含んだかなりの良泉。
内湯は卵形をしていて２つに区切られている。その区切りも卵形になっていて面白い。大きさが違うために、温かさが違う。大きな壺からジャンジャンと注がれ、見ていて嬉しくなる。眺められる風景も落ち着いていてよい。
露天風呂は青白い色というか褐色になっており、なかなかいい濁り湯。投入量も少なくない。遠く白馬大仏も眺められる（一番上の写真の遠くの山の白いものがそれ）。
掛かり湯があるが、これも何とも味がある。木造だが、藻が付くなどして味が出てきている。
ここは料金を除いては、すべてがレベルが高い。姫川温泉の中では、一番、万人に勧められる温泉である。当然ながら施設も綺麗だし。
まだまだよい温泉があるものだ。
(H20/5) |
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姫川温泉（ホテル國富 翠泉閣）
